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家族と自分

祖父母の家で数年ぶりに正月らしい正月を過ごしました。

朝はおせち料理を食べて、お昼は買い物に行き、夕方はみんな揃ってご飯を食べる。

 

おせち料理もそんな好きじゃないし、なんとなく家族揃ってご飯を食べることが億劫になっていた僕にとって、

なんとなく仕事のこととかを近況報告して、ゆっくりとご飯を食べる。

少しずつ身体が弱ってきている祖父母とこうして正月を過ごすことができるのもあと何度あるのかな、なんて少し寂しいことが頭をよぎったりなんてして。

 

久しぶりに祖父、祖母、母、妹と食事をすると、祖父母の家に行くことが楽しみでしょうがなかった小学生の頃をふと思い出す。

少し頑固だけど朗らかな祖父、なんでもいいよいいよと言ってくれるような優しい祖母、自由奔放な母、とにかくいろんなことを喋る妹。

みんな取っても気が回るし、心配症だし、何より優しい。

 

あぁ、ここで人格形成がなされたんだな。

こんな人たちに囲まれて来たからこそ、自分は甘え続け、好き勝手に生きてこれたんだなと。

またある意味で、お正月すらも一人でふらふらすることを許してくれたからこそ、

一人で行動するようにもなったのかもしれない。

 

厳しいところはあったものの、自由と常識を授けてくれたのは自分ではなく、家族だったんだなと、こんな当たり前のようなことに24にして気付かされるとは。

 

「家族シアター」とか「水やりはいつも深夜だけど」とか、最近読んだ家族がテーマになっている小説を書く根底には、こんな気持ちがあるのかなぁ、

なんてふと思った。