或る決意

2年前のエントリーをふと飛ばし読みをしてみた。

「時が解決する」とはよく行ったもので、当時一番悩ませていた「仕事」は職種が変わったことで、大きく会社の見え方を変えた。

「売ること」「調整すること」「未来図を漠然と描くこと」が当時の仕事だったとすれば、今の仕事は「作ること」「マネジメントすること」「知見を持って未来を設計すること」になる気がする。

過去との比較はときに自分を黒歴史と対面させ、羞恥心が奈落の底に落としにかかってくるけれど、

ときとして自分の立ち位置や、思想の推移、変わらぬ価値観を確認させてくれる大切なものだ。

あの頃よりも驚くほど本を読む冊数や観る映画の数は減り、よりリアリストになってしまった気がする。

ロジックとクリエイティブを大切にしてきたけど、ロジックの要素が強くなりすぎたのか。

はたまたSEという仕事が”リアル”を作るものだからそうしたのか。

 

でもふと、鳥肌の立つドラマのワンシーンを観て、物語の力強さは素晴らしいなと思ってしまう。憧れてしまう。生み出したい欲求に駆られてしまう。

 

結婚式向けのムービーはある程度作れるようになった。人に涙を流してもらえるものを少し生み出すことができた。感動をデザインしたと言うと大袈裟かもしれないけど、でも、事実デザインできた。

 

どうにかしてクリエイティブな世界に関わりたいと願う気持ちは今でも強く自分を蝕み、ようやく活路は少し見えてきました。

 

僕はどうしても正攻法でうまくモノゴトをできないタイプの人間であることは昔から百も承知なので、自分なりの方法で繋がりたい世界との結びつきを生み出します。